島村楽器 広島パルコ店 シマブロ

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音男(オトメン)パラダイス!~W奏法スーパーボーンの第9回~

みなさん、こんにちは!

管楽器・ピアノ担当の音男(オトメン)内藤です!

LMバンド系の音男が多い中、今回も他の音男にない楽器を紹介していきたいと思います!

これまでのあらすじ

音男パラダイスとは: 男性スタッフだらけの男の園、広島パルコ店の音楽大好き男、通称「音男(オトメン)」たちが 気に入った楽器、音楽の豆知識を好き勝手紹介して行く …というコンセプトのブログです!

スライド・バルブ・トロンボーン(通称:スーパーボーン)のご紹介

今日はメイナード・ファーガソンの考案したスライドとピストンバルブの両方を兼ね備えた究極のトロンボーン:スーパーボーンをご紹介いたします!

なんと!左手でピストン、右手でスライドによる演奏が可能です!

百聞は一見にしかず!まずは動画をご覧下さい↓

スーパーボーンとは…

ホルトン社製オリジナルモデル:TR395

ホルトン社製:伝説のスーパーボーン

ジャズトランペット奏者メイナード・ファーガソンが考案し、ホルトン社にオーダーした特殊トロンボーン

通常トロンボーンは伸び縮みするスライドで音階を変え演奏します。その仕様上、音階を移動する際、間の音も拾ってしまうため、早いパッセージやスラーの演奏が難しいのですが、他の楽器にはできない連続した音階変化やピッチを微調整できるという利点があります。

そして音階調整機構にスライドでなく、ピストンバルブをつけたのがバルブトロンボーン。ピストンとスライドの両方を兼ね備えた究極の楽器がスーパーボーンなのです。

これまで設計されたどのトロンボーンよりも多彩な表現が可能な、まさに"スーパー"トロンボーンです。現存する楽器はほとんどなく、上の写真は当時のホルトン社の「TR395」という型番のものです。今回の撮影に使用した楽器もこれのレプリカモデルになります。

演奏が難しい!

スーパーボーン

通常、トランペットやバルブトロンボーンではピストンを右手で操作して演奏します。ところがスーパーボーンは左手でピストン操作、右手でスライド操作!という離れ技を行わなければならず、プレイヤー自身もスーパーでなくてはなりません!その代わりトリルや装飾音符などスライドトロンボーンにはできない特殊な奏法もできますし、スライド演奏に専念すればピストンと組み合わせ、スライドのポジションはそのままに移調を行うこともできます!

スーパーボーン:バルブ部分

このようにスライド部とベル本体部の間にバルブケーシングが合体しているのです!

スーパーボーン:バルブユニットを外した状態

(↑続き)そのため、バルブユニットを外して接続すればC(ツェー)管のテナートロンボーンのようになります!ただし、設計上狙ったものではないため持ち手部分が短く、演奏は困難を極めます。

ぜひご来店の際は内藤にお声かけいただき、マニアックなトロンボーンについて語り合いませんか!

前回の私のブログはコチラ↓

「音男(オトメン)パラダイス!~驚きの鍵盤笛アンデスの第6回~」

http://www.shimamura.co.jp/shimablo/hiroshima/index.php?itemid=32806

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